会見後、自社製品を持ち笑顔を見せる佐治信忠(さじ・のぶただ)会長(左)とサントリーHDの新社長に決まった新浪剛史(にいなみ・たけし)氏(右)=2014年7月1日午後、東京都港区(大里直也撮影)【拡大】
売上比率3~4割どまり
国内メーカーも世界市場を照準に国際化を急ぐ。サントリーホールディングスはことし5月、米ビーム社を約1兆6000億円で買収した。佐治信忠会長兼社長は「今後の世界戦略の成否が、21世紀のサントリーの命運を握る」と述べ、世界展開は必須との見方を示す。
キリンホールディングスも「日本市場だけでは世界の大手には勝てない」として、07年にオーストラリアの乳業大手、11年にブラジルのビール大手を買収。アサヒグループホールディングスは、11~12年にオセアニアやマレーシアで酒類や飲料メーカーを買収し、アジアに注力する戦略を打ち出した。
だが、依然として日本メーカーは海外での売上比率が全体の3~4割程度にとどまり、収益の多くを母国市場に頼る構図だ。
三井物産戦略研究所の高島勝秀研究員は「海外展開はリスクも伴うが、世界で攻め続けなければ成長は望めない。ぶれない本気度が問われている」と指摘する。(SANKEI EXPRESS)