大都市ごとに測定可能
欧米の科学メディアなどによると、大気中のCO2濃度は、地上の測定所や航空機を使い約100カ所で定点的に観測が行われているが、アマゾンの熱帯雨林や太平洋中部海域などでは定点観測が行われておらず、地球全体をカバーした包括的かつ体系的なデータがない。このため、宇宙から観測できる衛星の打ち上げが待たれていた。
OCO-2は、地上約700キロの軌道から地球全体の約80%をカバーし、1日に10万回超の測定を行える。また最大3平方キロの範囲を対象にCO2の動きを観測することが可能で、ロサンゼルスやパリ、北京といった大都市ごとの発生状況を測定できるという。
さらに植物が光合成の際に出すわずかな光を捉えることができるセンサーを搭載しており、森林によるCO2の吸収状況も観測できる。
こうして収集したデータに基づき、CO2を排出している場所を赤で、吸収している森林などの場所を緑で表示し、地図を作製する。