【写真(1)】「撫松庵」の浴衣(3万3000円)と半巾帯(2万3000円)は、色・柄ミックスで遊び心がたっぷり(写真)。帯の後ろ姿のストライプは流行のスポーツテイスト。白い日傘や、透明感のあるヘアアクセサリー(コンプレックスビズ_右9000円、左2万円)で涼しげに=2014年6月30日、東京都中央区・松屋銀座(小野淳一撮影)【拡大】
□ファッションディレクターの関本美弥子さんに聞く
トレンドアイテムや旬の着こなしを、東京・松屋銀座の東京生活研究所のファッションディレクター、関本美弥子さんに聞く連載の11回目。今回は、夏らしい浴衣を中心にしたコーディネートをご紹介します。着物がおしゃれな日常着として再び注目されている今、まずは手ごろで着やすい浴衣からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今、浴衣を楽しむなら、和装ならではの小粋な雰囲気はそのままに、トレンド感のある着こなしをしたい。でも洋服と違い、浴衣選びのポイントがいまひとつわからない…。そんな人に、関本さんは「今年の洋服トレンドのキーワードをもとに浴衣や帯を選んでみては」とアドバイス。
植物柄、フェミニン
まず紹介してくれたのが、「撫松庵」のフキの葉柄の浴衣と白地の帯=写真(1)。一見、オーソドックスな和装のように見えるが「まさにキーワードが詰まった一着」。色・柄をさまざまにミックスする、ここ数シーズン続く洋服のトレンドがうまく反映されているという。