前半11分のドイツのコーナーキック。代わりにキャプテンマークを巻いたCBダビドルイスがミュラーのマークを外すミスで先制される。勝負を決めたのは、前半23分にクローゼが決めたW杯通算最多の16点目となるゴールだ。ブラジルのお株を奪うゴール前の連係プレーで完璧に崩された。精神的ダメージは大きく、29分までのわずか6分間で4点を失った。
ゴールキーパーのジュリオセザールは「パニックになっていた。チームが機能せず、相手を簡単にゴールまで来させてしまった」とうなだれた。
悲しみに沈む
エース不在をスコラリ監督は「影響はなかった。それを言い訳にするのはやめよう」と強がったが、誰もがネイマールがいてくれたらと思わずにはいられない場面が何度もあった。
サイドで代役を務めたベルナルジやフッキのドリブル突破は簡単に止められ、中央のフレジやオスカルは厳しい寄せに苦しんだ。相手の厳しいマークを引きつけ、それをかわして一気に局面を打開できる「10」番の役割の大きさを痛感させられた。