ネイマールのように、相手守備ラインの裏を狙ったパスに俊足で追いつける選手もいなかった。ブラジル守備陣は仕方なく中盤にパスを出すしかなく、ドイツの出足の鋭いプレスの餌食になって逆襲を食らった。
ブラジルは攻守のバランスを失って自滅。終わってみれば、「ネイマール頼みのチーム」でしかなかった。
シュート1本に終わり、後半24分にスタンドから容赦ないブーイングを浴びて交代したフレジは「これからの人生で、ずっと背負い続けなければいけない傷痕だ」と言葉を絞り出した。ダビドルイスは涙を流し、「本当に悲しい日だ。こんな結果は望んでいなかったし、ブラジル国民を喜ばせたかった」と声を震わせた。
前回の自国開催の決勝リーグ最終戦でウルグアイにまさかの逆転負けを喫して優勝を逃した「マラカナン(競技場)の悲劇」から64年。ブラジルメディアは「あの悲劇はもはや何でもない過去のものになった」「史上最大のミネイランの恥」と手厳しく報じている。王国の歴史に簡単には消せない汚点が刻まれてしまった。(SANKEI EXPRESS)