【フォルタレザ(ブラジル)=奥山次郎】サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、ブラジルのエースストライカー、ネイマール(22)が4日、フォルタレザで行われた準々決勝のコロンビア戦で脊椎を骨折したことが分かった。コロンビア戦の試合終了直前、腰付近にコロンビアのDFスニガのひざが入って倒れ込み、立ち上がれなくなった。痛みで苦悶の涙を見せていたネイマールは、そのまま担架に乗せられて退場し、病院へ向かった。
ブラジルサッカー協会の医師、ラズマール氏は、「ネイマールは検査の結果、第3椎骨が折れていることが分かった。直ちに治療に入ったが、残念なことにネイマールは来週、プレーする状態にはならないだろう。手術が必要なほど深刻ではないが、痛みがあり、回復まで動かすことはできない。十分動けるようになるまで数週間、ベルトで固定する必要がある」と語った。