ドローという結果に複雑な表情を浮かべる高橋陽一さん=20日朝、東京都葛飾区(大泉晋之助撮影)【拡大】
「あと一歩の踏み込みが足りないということか」。人気サッカー漫画「キャプテン翼」の作者、高橋陽一さん(53)は20日、日本-ギリシャ戦をテレビ観戦し、悔しそうに漏らした。ゴールが遠い展開に一喜一憂しながら「日本のスタイルを崩さず、次こそ勝利を」と声援を送った。
昭和56年に週刊少年ジャンプで連載を開始し、日本のサッカーブームの先駆けとなったキャプテン翼。FW本田圭佑(28)ら影響を受けた日本代表選手も多い。アルゼンチン代表のFWメッシ(26)らもファンを公言するほどだ。
高橋さんは出身地の東京都葛飾区のサッカー関連団体事務所でテレビ観戦。開始前には「(主人公の大空)翼をトップ下に据えて本田のワントップ」という独自のスタメンを披露。試合は、岡崎慎司(28)、大久保嘉人(32)の両FWが得点し「2-0で勝利」と予想。「パスとスピードが大事になる」と話した。