中国・首都北京市【拡大】
3人とも汚職疑惑が指摘されている最高指導部元メンバーで石油閥の大物、周永康氏との関係が近いとされ、周氏への調査に進展があった可能性がある。
香港紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは14日、共産党が来月(8月)末にも第18期中央委員会第4回総会(4中総会)を開き、周氏の疑惑の調査結果を正式発表する可能性があると報じた。
今回立件された3人の詳しい疑惑内容は不明だが、蒋元主任はかつてCNPCの会長を務めた石油閥。李氏は、司法部門を統括する党中央政法委員会書記だった周氏に引き立てられたとされる。
周氏をめぐっては、かつて周氏の秘書だった海南省の冀文林副省長らも今月(7月)、解任が発表された。周氏がトップを務めた四川省でも幹部らの摘発が相次いでいるほか、中国メディアは、周氏の息子ら親族も拘束されたと伝えている。(共同/SANKEI EXPRESS)