国際金融秩序をめぐる構図=2014年7月15日現在、※(1)~(10)はIMF(国際通貨基金)への出資比率が高い順。カッコ内は世界のGDP(国内総生産)に占める割合。2013年版世界銀行報告書より【拡大】
BRICSの開発銀行は、需要が爆発的に増えている途上国や新興国へのインフラ融資が目的。中国とロシアの主導で有力新興国が集い、独自の戦略を打ち出す。
各国政府などによると、2015年に設立の見込みで、16年にも業務を開始するという。資本金は当初500億ドル(約5兆円)で、各国が100億ドルずつ拠出。資本はいずれ1000億ドルまで増強する。総裁職は各国で持ち回りになる見込みだ。また、5カ国は国際収支危機の際に外貨を融通し合う通貨交換協定でも合意する見通し。
≪金融危機克服で自信 米覇権に挑む≫
IMF、世界銀行の創設を決めたブレトンウッズ会議から70年。ブラジルで7月15日に開幕のBRICS首脳会議では、米国の金融覇権に挑む開発銀行の設立を決める。政治腐敗や人権状況の改善を支援の条件にする国際機関のルールに、金融危機を乗り越えて自信を深めた中国など新興国が揺さぶりをかける。