ガソリン価格の上昇は家計を圧迫しかねない。消費税増税前に比べレギュラー価格を10円引き上げて1リットル=171円で販売する都内のガソリンスタンドのスタッフは、「前年に比べて明らかに客足が鈍くなった」と肩を落とす。満タンではなく、1000円や2000円というように定額分だけ給油する客も増えているという。
企業活動にも影響が及ぶ。引っ越しなどに使うトラックの燃料として主に軽油を使う日本通運は、足元の軽油の調達価格が4月と比べ5%程度上がった。広報担当者は「利益面にも影響が出てくる」と話す。
日通の場合、企業間物流では荷主である企業と年間など一定期間の運賃契約を結ぶことが多い。このため軽油価格の上昇がすぐに運賃に反映されるわけではないが、それでも上昇傾向が続けば「(値上げを)お願いすることはあり得る」という。