(7月)8日の軍事作戦開始直後はテルアビブなどへのロケット弾攻撃を阻止するため、空爆などによりロケット弾発射装置を破壊する作戦を展開。
イスラエルは(7月)15日にはエジプトの即時停戦案をいったん受け入れると発表したが、エジプトの仲介は不調に。その後、ハマスがトンネルで戦闘員を潜入させる作戦を強化したため、イスラエル軍は地上侵攻で住宅地のガザ市東部シャジャイヤにある地下トンネル破壊に踏み切った。
軍はシャジャイヤについて、ロケット弾発射装置や武器庫などがある「テロ要塞」と指摘。軍報道官は地下に張り巡らされたトンネル網について「まるで地下鉄のようだ」と表現した。(共同/SANKEI EXPRESS)
≪学校に避難民10万人≫
窮屈な学校のあちこちで赤ん坊の泣き声が響く-。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はパレスチナ自治区ガザで運営する学校のうち、69校をイスラル軍の地上侵攻で家を逃れた住民の避難所として開放している。これまでに計10万人以上の住民が学校に押し寄せ、支援が追いつかない状況だ。