「真夜中に家族と一緒に着の身着のまま家を出て、学校にたどり着いた。もし帰れても家は破壊されているだろう。でも、少なくとも私たちは生きているよ」。ロイター通信によると、3児の父、カリーム・ラマダンさん(45)はこう話した。
東京23区の約6割に当たる約365平方キロのガザ地区には、約170万人が暮らす。普段からイスラエルへの出入りは厳しく管理されるが、軍事作戦が始まって以来、ガザ地区を出ることができたのは一部に限られ、大多数が事実上、ガザに閉じ込められたままだ。
「もうくたくた。それに(攻撃が)とても怖い」。2児の母、シュハイル・アブジャリラさんはため息をついた。現在はイスラム教の神聖な月、ラマダン(断食月)の最中。本来、夜はお祭り騒ぎになるが「今年のラマダンは楽しいことなんて全くない。混み合った学校の廊下にマットを敷いて寝るのよ」と話した。
学校に避難する住民は、イスラエル軍の地上侵攻で増加。UNHCR幹部は「明日、最低限必要な物資さえ不足している」と述べ、国際社会に6000万ドル(約60億円)の緊急支援を呼び掛けた。(SANKEI EXPRESS)