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【まぜこぜエクスプレス】Vol.17 人の役に立つことが幸せ 従業員の7割超が障がい者、日本理化学工業 (1/4ページ)

2014.7.23 14:00

日本理化学工業の大山泰弘会長(中央)と従業員の皆さん=2014年7月14日、神奈川県川崎市高津区(提供写真)

日本理化学工業の大山泰弘会長(中央)と従業員の皆さん=2014年7月14日、神奈川県川崎市高津区(提供写真)【拡大】

  • 工場内の説明をする大山泰弘会長(右)と大山真理さん(左)。写真中央は一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづるさん=2014年7月14日、神奈川県川崎市高津区(提供写真)

 粉が飛散しない「ダストレスチョーク」で国内トップシェアを誇る日本理化学工業は、「従業員のうち7割以上が知的障がい者」というユニークな会社だ。川崎市高津区にある工場を訪ね、大山泰弘会長に話を聞いた。

 安心して働ける環境を

 国内シェア3割を占めるトップメーカーのイメージは気持ちよく裏切られた。工場内では、家内工業的にチョークを作っている。驚きの手作り! そこで活躍しているのは機械ではなく人間だった。材料を量る。混ぜて練る。成形する。乾燥させる。箱に詰める。それぞれの工程を丁寧にコツコツと、障がいをもつ従業員がこなしていく。

 なかには文字や数がわからない人もいるので、理解力に合わせた工夫がされている。たとえば時計の時間がわからない人は砂時計を使う。文字が読めない人のために材料は色分けされた容器に入れ、同色のおもりで計測する。「すごい!」と感嘆。アイデアにも心が通っている。「安心して作業できる環境を整えれば、一生懸命働いてくれる」と、大山会長はニコニコ。

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