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【まぜこぜエクスプレス】Vol.17 人の役に立つことが幸せ 従業員の7割超が障がい者、日本理化学工業 (2/4ページ)

2014.7.23 14:00

日本理化学工業の大山泰弘会長(中央)と従業員の皆さん=2014年7月14日、神奈川県川崎市高津区(提供写真)

日本理化学工業の大山泰弘会長(中央)と従業員の皆さん=2014年7月14日、神奈川県川崎市高津区(提供写真)【拡大】

  • 工場内の説明をする大山泰弘会長(右)と大山真理さん(左)。写真中央は一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづるさん=2014年7月14日、神奈川県川崎市高津区(提供写真)

 こんな逸話を教えてくれた。ハンガリーから取材に来た記者が感心し「マニュアル文化のヨーロッパと違い、日本には職人文化がある。だから、こんなことができるのでは」と言った。会長は「働く人に合わせ手取り足取り教えることを職人文化というなら、中小企業をはじめ多くの企業が持っているはず」と言う。「これを活用すれば、もっと障がい者の働く場を増やせるのではないか」

 「皆働社会」目指して

 「人間の幸せは人の役に立つこと。このシンプルな真理に気づくことができたのは、障がいのある人たちと出会ったおかげ」と、会長は語る。

 日本理化学工業が障がい者雇用をスタートしたのは1960年のことだった。都立青鳥養護学校の先生に「施設に入る前に一生に一度、働く経験をして卒業させてあげたい」と頼みこまれ、2人の少女を実習させたことがキッカケとなる。昼休みのチャイムにも気づかないくらい一心不乱にラベル貼りをする彼女たちに心打たれた従業員が、「彼女たちを正式に雇って」と申し出たのだ。

「誰もが会社で役に立って働ける『皆働社会』が実現できるのではないか」

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