71年5月8日付の極秘文書によると、愛知氏は5月7日、台湾の駐米大使らと会談。台湾の国連議席維持に向け「緊密に協力したい」と述べた上で、「尖閣列島のことについては静かにしていただければ、日本の人々に刺激を与えない意味でありがたい」と要請した。
台湾の駐米大使は日本の支援に謝意を示し、尖閣に関して「この問題ではわれわれとしても“cool off”(沈静化)に持っていくよう努力したい」と述べた。
台湾は70年から尖閣領有権の主張を展開。米国で台湾系学生が領有権を主張するデモを起こすなど騒ぎが広がった。中国政府も領有権を主張し始め、沖縄返還や日中国交正常化の障害となることが懸念された。(SANKEI EXPRESS)