まさに夏真っ盛り。暑い日が続くと、どうしても花持ちが悪くなりがち…自宅で折々の花を活けられる方も、この時期はどのような花を選んでよいのか、お悩みではないでしょうか。実はそのお悩みは、レストランやホテルなどで花の活けこみをするプロの花屋でも同じなのです。
暑い時期、私たちが仕事でよく使うのはユリやラン、枝もの、ほかには南国系のストレチアやプロテアなど、暑さに強く日持ちがよい花が中心となります。
中でもランは色や姿のバリエーションが豊富なので選ぶのが楽しい花です。何でもランは2万5000種ほどがあるとか。そんな中でも、私たちになじみ深い品種は、贈答品として人気のある胡蝶蘭ではないでしょうか。今回は胡蝶蘭の中でも小さめのサイズで扱いやすいと人気の品種「ファレノプシス チンアンダイヤモンド」(ミディ胡蝶蘭、ミニ胡蝶蘭)を選びました。ミディ胡蝶蘭は切り花でも2~3週間持ちます。3~4日で花が開き切り、枯れてしまうバラなどに比べると格段に花持ちがいいといえます。
もちろん花の姿も魅力的です。ワインレッドと濃いピンクを混ぜ合わせたようなコクの深い色がエレガント。結婚式の新婦のブーケにも指定されることが多く、今回のように「和モダン」スタイルですっきりと活けてもすてきです。胡蝶蘭に添える脇役として使ったグリーンは「ワイヤープランツ」といって針金に似た茎から小さな葉がたくさん生える姿がなんともユーモラス。