ファストフードチェーンやコンビニエンスストアが商品を輸入していた中国・上海の食品加工会社が、期限切れの食肉を扱っていたことが明らかになりました。日本国内で販売された商品に期限切れの材料が使われていたのかどうかは確認されていませんが、商品が販売停止となるなど影響は大きく、「食品の期限」への関心が高まっています。
Q 何が問題となっているのですか
A 上海の食品加工会社が製造していた「チキンナゲット」の原材料に、使用期限を過ぎた鶏肉を使っていたことが発覚しました。
Q 日本国内ではどんな影響が出ているのですか
A 日本マクドナルドとファミリーマートがチキンナゲットを輸入し販売していました。消費者の健康被害は確認されていませんが、問題発覚を受けて販売を中止したり、別ルートで仕入れたりする措置が取られました。
Q そもそも、食品の期限にはどのような基準や規定があるのですか
A 国内では大きく「賞味期限」と「消費期限」の2つがあります。一方、問題となった「使用期限」は、業者間の取引時に品質を保つための自主基準に当たります。現地メディアによると、今回のケースでは、使用期限が6日間だったにもかかわらず、半月経過した鶏肉を使用していたとされます。