文章の書き出しには、「拝啓」「前略」といった頭語はいりません。季節のあいさつから始め、その後に相手の近況をたずね、自分の様子を伝えましょう。最後に相手の無事を祈ります。
書くときに気をつけるポイントは、文字のサイズです。ひらがなは、漢字に比べて小さめに書くとバランスがよく見えます。また、「し」と「す」のような文字は払いをなめらかにすると、美しく見えます。はがきを出す相手を思い、気持ちを込めて、繰り返し練習してみましょう。(書家 中塚翠涛(なかつか・すいとう)、写真も/SANKEI EXPRESS)