北方領土交渉停滞の懸念
さらにこの論評は、日露2国間関係に今回の制裁の影響が及ぶという見方を示す。
<制裁によって日本は、建設的な対話に前向きな、ロシアという、地域における隣人を失うことになるかもしれない。日本が中国と領土問題で緊張関係にあるのは周知の事情だ。韓国との関係強化も、歴史問題によって阻まれている。それにとどまらず、制裁は返す刀で日本の首相自身を傷つけるかもしれない、とアンドレイ・フェシュン氏。
(中略)ロシアとの関係改善と平和条約交渉の再開は、安倍晋三首相(59)の外交成果の中で最重要なもののひとつだった。安倍首相の外交によって、日本経済のロシアのエネルギーへのアクセスは拡大した。日本政府はあたかも、地域における外交環境を自分たちに有利に改善するために、モスクワとの関係を活用しようとしていたところだった。こうした努力が水泡に帰するかもしれない>(同上)