米の民間宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティックは早ければ年内にも宇宙旅行を敢行する予定で、25年からの火星移住を目指すオランダの民間非営利団体マーズワンでは昨年(2013年)12月、全世界から集まった約20万人の移住希望者から1058人を選び、5月にはこれをさらに705人に絞り込むなど、宇宙開発は新たな段階を迎えつつある。
マーズワンの移住計画は、帰還のための技術やコストの問題から地球に2度と戻れない片道切符。しかし、火星で潤沢(じゅんたく)に酸素やロケット燃料が製造でき、有人飛行に成功すれば、将来、人は地球と火星を自由に往来することも可能になる。
次期火星探査車について、NASAのチャールズ・ボールデン長官(67)は「われわれの火星への旅は新たな重要な一歩を踏み出した」と胸を張った。(SANKEI EXPRESS)