サイトマップ RSS

国内最高齢のハシビロコウ 不動のアイドル 何を見つめる (1/2ページ)

2014.8.5 13:15

「動かない鳥」として人気のハシビロコウ「ビル」=2014年7月1日、静岡県伊東市の伊豆シャボテン公園(尾崎修二撮影)

「動かない鳥」として人気のハシビロコウ「ビル」=2014年7月1日、静岡県伊東市の伊豆シャボテン公園(尾崎修二撮影)【拡大】

  • ハシビロコウ「ビル」は園内の鳥たちの長老だ=2014年7月1日、静岡県伊東市の伊豆シャボテン公園(尾崎修二撮影)
  • 「動かない鳥」として人気のハシビロコウ「ビル」。アフリカの出身とあって、晴れた日には巨大な両翼を広げて日光浴を楽しむ=2014年7月1日、静岡県伊東市の伊豆シャボテン公園(尾崎修二撮影)
  • 小型のコイを1日に10~20匹食べるハシビロコウ「ビル」=2014年7月1日、静岡県伊東市の伊豆シャボテン公園(尾崎修二撮影)
  • ハシビロコウ「ビル」は園内を見渡せる高台がお気に入り=2014年7月1日、静岡県伊東市の伊豆シャボテン公園(尾崎修二撮影)
  • 飼育担当の廣川真依さんが近づくと丁寧なお辞儀をするビル。なかなかの律儀者だ=2014年7月1日、静岡県伊東市の伊豆シャボテン公園(尾崎修二撮影)
  • 静岡県伊東市・伊豆シャボテン公園

 巨大なくちばしにつぶらな瞳。身じろぎもせずにカメラのレンズをにらみ続ける。伊豆シャボテン公園(静岡県伊東市)の“長老”として33年にわたり、鳥類展示施設「バードパラダイス」を見守ってきたハシビロコウの「ビル」(雄・推定年齢43歳以上)だ。

 ハシビロコウはアフリカの湿地帯に分布、エサとなる魚が足元に来るまで息をひそめて待ち伏せる。場合によっては数時間、じっと水面を見つめて…。

 そんな習性がテレビやインターネットで「動かない鳥」として紹介されて以来、じわじわと人気を集め、国内最高齢の「ビルじいさん」は今や押しも押されもせぬシャボテン公園の顔に。「ビルに会いに来た」という来園者は後を絶たない。

 アフリカ生まれのビルは寒さが大の苦手で、冬場の気温が低い時期は来園者向けのイベント「お食事タイム」以外は小屋で過ごすことが多く、時間帯によっては会えない場合もあるという。

 取材当日は朝からご機嫌で、担当職員が近づくと、それまで「動かない鳥」だったビルの様子が一変、巨大なくちばしでカタカタと音を立て、首をふりふり…。

 これは、「クラッタリング」と呼ばれる行動で、自分の世話をしてくれる人に対し親しみを込めて、あいさつをしているのだとか。そう言われてみると、確かにお辞儀をしているように見える。

愛される「頑固なおじいちゃん」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ