エジプトは72時間の間に、本格的な停戦に向けた協議を行う意向。エジプト外務省は、今回の停戦が永続的なものにつながり「安定が回復することを望む」との声明を発表した。米国務省のサキ報道官は4日、停戦への支持を表明、双方に順守を促した。
ガザの当局によると、これまでにガザで約1900人が死亡、約9500人が負傷した。イスラエル側の死者は67人。
壊滅までは望まず
イスラエルがハマスとの72時間の停戦に同意、ガザから全ての地上部隊を撤退させたのは、ハマスの戦闘能力に十分な打撃を与えたとの判断が背景にある。一方でイスラエルは、より過激なイスラム武装勢力が台頭することを警戒し、ハマスの壊滅は望んでいないとみられている。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相(64)は4日、「ハマスに深刻な打撃を与えた」と述べ、7月8日に始めた軍事作戦の成果を誇示した。