イスラエル軍はガザからイスラエルにつながる地下トンネルを破壊する作戦を集中的に展開。地元紙によると、イスラエル当局は、ハマスが保有するロケット弾も3分の1以下に減少したと分析している。
軍高官は「ハマスを倒せと命じられればそうしただろう」と指摘。1週間でガザ全域を占領し、最大2年でハマスの攻撃施設を全て破壊できると述べ、組織壊滅は達成可能だったとの見方を示した。
さらに「(軍事作戦の)目標はハマスを打倒することではなく、イスラエルにとってよりよい治安環境をつくることだった」と強調した。
他のイスラム勢力台頭懸念
ネタニヤフ氏がハマス壊滅を指示しなかったのは、「ハマス後」への懸念があったとみられる。
ガザではハマス以外にも複数の武装勢力が活動している上、隣接するエジプト北東部シナイ半島では国際テロ組織アルカーイダとの連携が指摘される勢力も活動している。