ビットコインの業界団体「日本価値記録事業者協会」の設立について記者会見する、「クラケン」日本法人の宮口あやこ代表(左から2人目)ら=2014年7月4日、東京都千代田区・衆院第1議員会館(共同)【拡大】
大きな収益機会
彼らに共通するのはビットコインの将来性に対する多大な期待だ。国家の保障がなくても価値を持ち、安いコストで瞬時に資産を移動できる手段であるビットコインは、自国通貨に信頼が置けない国民にとっては魅力だ。投資家にとっては値動きの大きさが収益機会と映る。マウントゴックス破綻後に一時1BTC=400ドルまで落ち込んだ相場は足元で約580ドルに回復したのがその証左だ。
ビットコインの推計取扱高は昨年(2013年)2兆円と前年の数倍規模に膨れあがった。日本で信頼が揺らいでも、ネットを通じて顧客は世界各地にいる。実際、ビットフライヤーは右肩上がりで顧客が増え、この1カ月で顧客数は少なくても2倍になったという。
楽天の三木谷浩史(みきたに・ひろし)社長は7月に講演で「恐らく楽天も早晩ビットコインでお金を受け付けるようになると思う」と発言した。ベンチャーならずとも将来性に期待を高めている。