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原則なきオバマ外交が図る「イラク化」 (2/4ページ)

2014.8.12 10:55

イラクをめぐる隣国の構図=2014年6月25日現在

イラクをめぐる隣国の構図=2014年6月25日現在【拡大】

  • イラク各勢力の分布=2014年6月18日現在
  • イスラム過激派「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」の活動範囲=2014年6月13日現在、※ワシントン・ポスト紙による
  • イラクの民間人死者数の推移、※2014年は3月まで、暫定値含む。NGO法人「イラク・ボディー・カウント」による

 その数時間前の7日深夜に、オバマ氏はホワイトハウスで声明を発表していた。

 北部シンジャールでイスラム国の攻勢によって山頂に追い詰められたクルド民族に対する人道支援物資の空中投下を行ったことと、「イスラム国のテロリストによって米政府要員やアルビルの領事館やバグダッドの大使館を含む施設が脅かされた場合」に限定的な空爆実施を命じたことが声明の柱だった。

 「軍事力の使用ほど真剣な検討を要する決定はない」

 オバマ氏は声明でこう強調した。自ら人道支援のための空中投下を発表する一方、2011年末にイラクから米軍が撤退して以来の軍事行動をツイッターで公表させたことは、今回の空爆と本格的な「軍事介入」との間に一線を引こうとするオバマ政権の意思の表れといえる。

 場当たり的な「介入」

 「イラク国内の状況によって必要と判断した場合には標的を絞った正確な軍事行動をとる準備がある。ただ、最も効果的にイスラム国の脅威に対抗するには、イラク軍が主導することが必要であると強調したい」。

オバマ氏 シーア派主導の政府を率いるマリキ首相の退陣を視野

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