医療倫理の専門家からは、アフリカで多くの人が死ぬ一方で、米国人らに優先して投与することの問題点を指摘する声も上がっている。
リベリアで感染した米男性医師らに使われた薬は「ZMapp」。感染直後のサルに投与すると死亡率が下がったが、人への投与は初めて。米国に帰国した医師が歩いて病院に入る姿がテレビで放映されると製薬関連企業の株式が高騰。米メディアは薬に含まれるマウス抗体を植物のタバコの葉を使って安価に生産する技術なども紹介した。
感染したリベリア人医師の治療のため、米製薬企業からリベリア政府にZMappが供与されることも決まった。
日本企業が開発したインフルエンザ治療薬を、エボラ熱に使うための承認手続きを米当局が急いでいることも報じられた。ウイルスの遺伝子複製を邪魔するためエボラ熱にも効果が期待できるという。
だが、ZMappが実際の治療で効果を上げるかは不透明だ。