法王は14日、朴槿恵(パク・クネ)大統領(62)との会談後の演説で「偉大な民族は先祖の伝統を大切にするだけでなく、若者を大切に考える。若者は過去の伝統と遺産を引き継ぎ、現在の試練にそれを生かす人々だからだ」と若者への関心をアピールした。
「政治利用」には慎重
「法王も慰安婦の被害実態についてある程度ご存じのはず。(元慰安婦の)おばあさんたちの名誉を考えて、ミサに参加させてくださるのではないか」
ソウル郊外にある元慰安婦の支援施設「ナヌムの家」の安信権(アン・シングォン)所長は、18日にソウルで開かれる法王のミサに元慰安婦の女性が招かれた理由をこう推測する。女性らはミサの後、既に亡くなった元慰安婦が残した絵を法王に贈る計画だ。