韓国政府や支援団体は最近、国連など国際社会に慰安婦問題を「普遍的な女性の人権問題だ」と訴え、日本に対する圧力を強める戦略を推進している。ミサに参加する元慰安婦の一部はカトリック信者でもある。法王の訪韓は、国際社会に慰安婦問題の解決の必要性を訴える「格好の機会」とみる向きが多い。
ただ、法王庁はこうした韓国側の「政治利用」には慎重だ。元慰安婦のミサ出席について「韓国側が提案したので受け入れた」(バチカン報道官)と強調、日韓の対立の火種となるのを避けたい姿勢を示している。
安倍晋三首相(59)は6月にバチカンで法王と会談した際に来日を招請し、法王も「ぜひ訪日したい」と前向きだった。日本との間で摩擦を生じさせたくないというのが本音だ。(共同/SANKEI EXPRESS)