【Campus新聞】
私は大学1年の時から他の食物栄養学科の学生と同じように、Ochas(オチャス、お茶の水女子大学の学生有志による公認サークル)に所属していた。ただ、「食べる幸せを届ける」というサークルのテーマとは裏腹に、自身の学びの場にとどまっていた。活動の対象が主に学内向けだったこともあり、積極的には取り組んでいなかった。2年になってからは環境問題に取り組むNGOの活動にやりがいを求めたり、他の食育活動に参加したりした。
そうした外部での活動の中で、多くの人たちが「食」に対する問題意識を持ち、さまざまなアプローチで活動していることを知った。自分の活動の原点も「食」にあると再認識すると同時に、栄養学や食育について学んでいるにもかかわらず、実践で生かせていないと痛感した。そんな2年生の秋、Ochasの副代表をやってみないかとの誘いがあった。
渉外役で手応え
それまで積極的に活動してこなかった私に貢献できることは何だろう。学外の他団体とのつながりを作る「渉外」なら役に立てると考えた。