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「東電が全面撤退」菅氏主張を否定 福島第1事故「吉田調書」 官邸の責任証言 (5/5ページ)

2014.8.18 07:20

 さらに必死で作業を続けている所員らに菅氏が激励もせずに帰っていったことを証言している。

 菅氏が震災発生4日後の15日早朝、東電本店に乗り込んだことにも冷ややかだ。同じ頃、現場でまさに死と向き合っていた吉田氏は7月29日の聴取で、テレビ会話を通して見た菅氏の東電本店での叱責演説についてこう語っている。

 「ほとんど何をしゃべったか分からないですけれども、気分悪かったことだけ覚えています」

 「何か喚(わめ)いていらっしゃるうちに、この事象(2号機で大きな衝撃音、4号機が水素爆発)になってしまった」(SANKEI EXPRESS

 ■政府の事故調査・検証委員会 東京電力福島第1原発事故の調査と再発防止を検証するため2011年5月に政府が設置した。委員長は畑村洋太郎東大名誉教授。委員会は資料の分析のほか、首相だった菅直人(かん・なおと)氏ら事故当時の閣僚、東電幹部など関係者計772人のヒアリングを実施し、総聴取時間は1479時間に上った。12年7月23日に最終報告をまとめた。

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