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ALPS能力 規制委が「お墨付き」 汚染水処理「審査書案」作成へ (1/4ページ)

2014.8.13 11:15

多核種除去施設(ALPS)を視察する福島県原発廃炉安全監視協議会のメンバーら=2014年8月6日午後、福島県双葉郡大熊町・東京電力福島第1原発(代表撮影)

多核種除去施設(ALPS)を視察する福島県原発廃炉安全監視協議会のメンバーら=2014年8月6日午後、福島県双葉郡大熊町・東京電力福島第1原発(代表撮影)【拡大】

  • 新型と現行の多核種除去装置(ALPS、アルプス)の比較イメージ=2014年4月6日現在、福島県双葉郡・東京電力福島第1原発
  • 福島県南相馬市、双葉郡浪江町、双葉郡双葉町、東京電力福島第1原発、双葉郡大熊町、双葉郡富岡町、双葉郡楢葉
  • 石川県羽咋郡志賀町・北陸電力志賀(しか)原発

 東京電力福島第1原発の汚染水処理の“切り札”で東電が12月に本格稼働させる「多核種除去装置(ALPS(アルプス))」について、原子力規制委員会が汚染水処理の有効性を保証する「審査書案」をまとめることが8月12日、分かった。規制委の更田豊志(ふけた・とよし)委員による検討会合で有識者メンバーらの意見を聴取した上で、規制庁が書面作成に着手する。規制委が事実上の「合格証」を与えることで、処理水の海洋放出への不安を和らげる狙いもある。

 東電は当初、3系統あるALPSの本格稼働を今年4月に予定。2月には規制委にALPS稼働の申請を行っていたが、配管の腐食や放射性物質を除去するフィルターの故障など不具合が相次ぎ、延期を余儀なくされた。東電は「これまで試験運転で経験してきた不具合解決に決着が付いた」として12月の本格稼働を公表。本格稼働に向け規制委に補正申請を提出し、規制庁が汚染水処理での有効性を確認する段階に入った。

 東電は10月までに改良し、審査書案では、改良により課題が解決できたかを最終的に確認する方針だ。

新型ALPSも12月中に本格稼働を始める方針

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