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特別編(下) きものに込めた人生の物語 敬愛する池田重子先生に作っていただいた宝物 (1/3ページ)

2014.8.19 17:40

こちらは東海道五十三次の場面を描いたきものです。帯留めは、刀のつば。無事旅を終えられるようにとの護身用です。人生は旅。「すべてはここから始まるのだ」という物語が込められています=2014年7月11日、東京都港区(寺河内美奈撮影)

こちらは東海道五十三次の場面を描いたきものです。帯留めは、刀のつば。無事旅を終えられるようにとの護身用です。人生は旅。「すべてはここから始まるのだ」という物語が込められています=2014年7月11日、東京都港区(寺河内美奈撮影)【拡大】

  • 人生という旅に出かけた私たちを待ち受けるのは、荒波です。しかし、ここで逃げずに立ち向かうことで、鯛を釣る…つまり、成功を手にすることができる。水紋柄のきものと、波を描いた帯、そして鯛の形の帯留めで表現しています=2014年7月11日、東京都港区(寺河内美奈撮影)
  • 繊細かつあでやかなこちらのきものは、遊郭の場面です。鯛を釣ってふところが潤うと、やっぱり人間、遊びたくなるものです。もちろんそればかりではダメですけれど、このような遊びが、私たちの心を豊かにしてくれると思っています=2014年7月11日、東京都港区(寺河内美奈撮影)
  • 旅をして、闘って、遊んで…。いろんな経験を積んできて、最後にたどり着く境地は、このきもののような清らかな世界でしょう。ススキの広がる清涼な世界…。帯に添えられた金色の鈴のような玉は水晶で、ホタルを表現しています。この世界にたどり着いたからこそ見える、美の象徴です=2014年7月11日、東京都港区(寺河内美奈撮影)
  • とはいえ、どんなに大成しても、心の水面には波紋がいつも絶えないもの。エサになる楓(つまり、お金などの象徴ですね)が落ちてくると、魚がピョンと飛び出て、波紋を起こしてしまうのです。悟ったつもりでも、人生は、この繰り返し。終わりなきゴールですね=2014年7月11日、東京都港区(寺河内美奈撮影)
  • 美容家、IKKO(いっこー)さんの書道作品(提供写真)
  • 美容家、IKKO(いっこー)さんの書道作品(提供写真)
  • 美容家、IKKO(いっこー)さんの書道作品(提供写真)
  • 美容家、IKKO(いっこー)さんの書道作品(提供写真)
  • 美容家、IKKO(いっこー)さんの書道作品(提供写真)
  • 美容家、IKKO(いっこー)さんの書道作品(提供写真)
  • 美容家、IKKO(いっこー)さんの書道作品(提供写真)
  • 美容家、IKKO(いっこー)さんの書道作品(提供写真)
  • 美容家、IKKO(いっこー)さんの書道作品(提供写真)
  • 美容家、IKKO(いっこー)さん愛蔵の書道道具の一部。小鳥が愛らしい文鎮は髪留めをリメークしたもの。水滴、筆置きも繊細に作られた工芸品=2014年7月11日、東京都港区(寺河内美奈撮影)

 【美のカリスマ IKKOのちょっといい話 聞きたい?】

 ≪いきつくのは「人に喜んでほしい」≫

 そこで思うのは、「どんな時も愛を持って生きてゆきたい」ということ。愛があれば憎しみも消えてゆく。「悲しみも苦しみも自分の人生」と愛を持って「受け止め」、きちんと向き合って「清め」、そして「流す」。

 そうやってすべてを洗い流し、無になって初めて「如実智心」…自分の心を知ることができるのです。

 けれども、「三つ子の魂百まで」という言葉もありますが、それでもどうにもならないのが「完璧」を追い求めてしまう心。美しさは日々の平穏な暮らしから生まれますが、ぼんやりと生きていては気づけません。毎日、鋭い刃物の上を渡っているように生きているからこそ、その美しさに気づくことができるのです。

 つまり、完璧に生きるというのは、美を得ると同時に、刃を背負ってしまうということ。自分の求めるように、他人をねじまげようとしてしまいます。だからといって、「他人に完璧を求め」なければいいのか。特に組織ですと、部下にも完璧を求めなければ「ぬるい上司だ」と思われてしまい、組織は低迷していってしまいます。やさしくして、許して実績をあげられるのなら、みんなやるのですから。

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