米ミズーリ州セントルイス郊外ファーガソン【拡大】
過去には、薬物事件の捜査で容疑者の黒人2人を射殺した警察官2人を訴追しなかったこともある。この容疑者が乗っていた車には21発の銃弾が撃ち込まれていた。今回の事件捜査から外すよう求める声は強いが、本人は「ずっと公正にやってきた」と応じていない。
当局不信
被害者のマイケル・ブラウンさんの頭部などに向け、少なくとも6発を撃った白人の警察官ダレン・ウィルソン氏は警察の保護下にあるとみられ、情報はほとんど漏れてこない。米メディアも接触できていないようだ。
白人主体の市警は、被害者の落ち度とされる点については多弁だが、身内になると口を閉ざす-。住民はそう見ている。白人のファーガソン市警本部長の治安指揮権は、ニクソン州知事の指示で州高速道路警察隊の黒人隊長に移った。マクロク検事は「不名誉だ」と地元メディアに憤った。
連邦政府も地元当局を信用していない。連邦捜査局(FBI)は捜査員40人を投入したほか、黒人初の司法長官ホルダー氏は司法省独自の検視を指示し、自らも20日現地入りする。「地元の捜査を待つのが仕事」(ゴンザレス元司法長官)の司法省としては異例だ。オバマ大統領も密に連絡を受けている。