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アフリカゾウ「100年後には絶滅」 中国で価格暴騰、密猟や密輸減らず (2/3ページ)

2014.8.26 00:01

マラ川、ケニア・マサイマラ国立保護区

マラ川、ケニア・マサイマラ国立保護区【拡大】

  • カメルーン・首都ヤウンデ

 それによると、10~12年に密猟で殺されたアフリカゾウは、中央アフリカでは4万2000頭、東アフリカでは2万4000頭、南アフリカでは4万1000頭で、計10万7000頭。さらに狩猟が禁止されている東アフリカ・タンザニアのセルース猟獣保護区のアフリカゾウが4万頭から1万3000頭に激減するなど、密猟の手口が悪質化していることなどが分かった。

 中国で価格暴騰

 アフリカ大陸ではこの3年間、毎年、対前年比で7%ずつ頭数が減少。出産で毎年5%ずつ頭数が増えていたものの、結局、密猟のせいで全体の個体数は減少傾向をたどっていた。

 アフリカゾウの密猟は08年から急増。12年にはカメルーン北部のブバ・ンジダ国立公園で約300頭が自動小銃や手榴弾(しゅりゅうだん)で殺され、象牙が奪われた。一方で、象牙の最大消費地、中国ではここ数年、象牙の価格が暴騰。今春以降、闇市場で1キロ約2100ドル(約22万円)もの高値で取引されているという。

象牙の90% 「中国人によって中国に運ばれている」

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