1-2から逆転
身長196センチの相手が放つサーブは最速230キロを超え、変化も多彩。日本のエースは序盤苦しんだが、リターンの位置を細かく調整し、リズムをつかんだ。第3セットは8度のブレークチャンスを逃してタイブレークで落とし、セットカウント1-2の劣勢に立たされた。それでも「食らいついていこう。(速度が落ちる)セカンドサーブでリターンを決めよう」と自分に言い聞かせた。
気持ちをつなぎとめると読みがさえ、スイングの切れが増し、凡ミスが4本だった第4セットを奪い返した。最終セットは疲れが出た相手のサーブに対応し、第5ゲームをブレークして押し切り、「リターンでプレッシャーをかけられるようになり、最後はいつものプレーができた」と誇った。
「まだ喜べない」
日本勢で92年ぶりのベスト8となったが、浮かれた様子はない。「喜べないです。決勝に行くまでは。勝てないという相手はいないと思うので、上を向いてやりたい」。自身初の四大大会4強も通過点にしかすぎない。(共同/SANKEI EXPRESS)