米ニューヨーク・マンハッタン区のタイムズ・スクエア【拡大】
ロサンゼルスでは市南部にあるマクドナルドの店舗前に夜明け前からデモの参加者が集まり、ダウンタウンで行われた別のデモでは10人が逮捕された。その他、シカゴ、デトロイト、フィラデルフィア、マイアミ、デンバーなどで一斉に抗議行動が実施され、マクドナルドやバーガーキング、ウェンディーズ、ダンキンドーナツなどの従業員らが賃上げを訴えた。
米国のファストフード店従業員の時給は平均約9ドル(約950円)で、年収は約1万9000ドル(約200万円)程度。マンハッタンでデモに参加したマーロン・ロドリゲスさん(18)は米CBSに「私の時給は8ドル。懸命に働いてもこの収入では生活できない」と不満をぶちまけた。
上位3%が富独占
一方、企業側は時給は市場の水準などに応じて決めているとして、引き上げには否定的だ。保守系シンクタンク、ヘリテージ財団は4日、「時給が15ドルになれば、企業は商品価格を38%値上げせねばならず、利益は77%減る」との試算を発表。マクドナルドも「各人が平和的抗議活動を行う権利は尊重するが、最低賃金の問題は企業の手中にはなく、この国全体の労働問題だ」とする声明を出した。