ラッパーとしてステージに立つと、スイッチがオンになるのだというGOMESSさん(右)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長、東ちづる。Low_High_Who?_Productionにて=2014年8月13日(山下元気さん撮影)【拡大】
それから中学の卒業まで、自宅にひきこもる日々。「ブックオフ、TSUTAYA、病院以外に、ほとんど外出しなかった」。やがて、ソニーミュージック所属歌手の音楽を聴きまくるようになり、ヒップホップグループ「RHYTHMSTER」のファンになり、ヒップホップが好きになった。
音楽をインプットする側からアウトプットする側になったのは、中2の頃。これまでに作った曲はすでに100曲を超えるという。
スイッチがオンになる
「死に急ぎはしないけど、生きていたくなかった。17歳くらいで家出をして、ふがいなさを感じながら餓死するのが理想だった」という彼。けれども、親に勧められて高校を受験。高1の文化祭ではじめて人前でラップを披露し、手応えを感じる。
「ラッパーとしてステージに立つと、スイッチがオンになり、言葉があふれてくる。オフの時の方がいろいろ考えてしまいしんどい」
かなりの生きづらさも味わってきたはずだ。ラップは、面と向かって言葉を交わさなくても表現できる、伝えられるツールなのかもしれない。