ラッパーとしてステージに立つと、スイッチがオンになるのだというGOMESSさん(右)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長、東ちづる。Low_High_Who?_Productionにて=2014年8月13日(山下元気さん撮影)【拡大】
「ニンゲンという集団は苦手だけど、人が好き」という彼。「とにかく、今は音楽をつくるのが楽しい。人から求められるってすごくうれしい」と話す。「自閉症の子の親御さんや、本人から『希望です』ってメールが来たり、自分を成功例のように扱ってくれるので、失敗できないなって思う」。そんな彼の才能を開花させるのが、「Low High Who? Production」を主宰し、ヒップホップ歌手「Paranel」としても活動するアーティストの鈴木充さんだ。
実は日本のラップというジャンルが、ちょっと気恥ずかしかった。なのに、GOMESSさんのラップには違和感がない。聴けば聴くほどいい。なので、「これ聴いてみて」と勧めている。先日、音楽関係者に「いいね。彼はきますね」と言われ、親戚のおばさんのようにうれしかった。(女優、一般社団法人「Get in touch」理事長 東ちづる/撮影:フォトグラファー 山下元気/SANKEI EXPRESS)