生息数が減っているウナギの資源保護策を協議する国際会合が16~17日に東京で開かれる。ニホンウナギ養殖の生産量制限で一致できるかが焦点だ。水産庁は、既存の養殖業者が養殖池に入れる稚魚の量を過去3年の平均量以下に抑える案の提案を検討している。採用されれば、2014年秋から15年春までの国内投入量の上限は前年実績比3割減になるが、合意できるかは不透明だ。
ニホンウナギは、稚魚であるシラスウナギの乱獲や河川環境の悪化で生息数が減っている。国際自然保護連盟(IUCN)に絶滅危惧種として指定されるなど保護が急務だ。これまで国際的な資源管理の枠組みはなかった。
会合には、ニホンウナギなどを養殖する日本と中国、台湾、韓国、フィリピンの5カ国・地域が参加する。
生産量の制限では、日本の提案とは異なり、対象を養殖場からの出荷量とするなど別の方法を主張する国もある。またニホンウナギ以外の魚種でも制限を設ける方向だ。養殖業者も参加する生産管理組織の設置では合意する見通し。