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【取材最前線】徳洲会 首謀者不起訴、遠い健全化 (2/2ページ)

2014.9.16 16:35

公選法違反事件をめぐる徳田ファミリーと幹部の役割=2013年11月12日現在

公選法違反事件をめぐる徳田ファミリーと幹部の役割=2013年11月12日現在【拡大】

 「ですが、私たち徳洲会にとっては中途半端な処理でした。これでは徳田家との決別は進まないままです」

 幹部はこれ以上詳しく内情を語らないが、徳洲会がいまだ健全化にはほど遠い状態にみえるのは事実だ。今年になってからも、執行部が不透明な支出をしていた問題が露見し、これをめぐって徳田家の一部が責任追及の「謀反」を起こすなど、家族間の覇権争いともみえる内紛が続いている。一方、徳田家排除を主張していた病院長の1人は排斥され、グループを去った。

 問題は、虎雄氏の影響力がどれだけ排除されたかだ。虎雄氏は昨年秋、医療法人理事長職をすべて退いたが、グループ内の意思決定にはいまだ虎雄氏の承認が必要だといわれる。虎雄氏が全株保有するファミリー企業群が医療法人の物品調達などを仲介するシステムも、少なくとも今年春までに改められてはいなかった。

 組織的に違法行為を行っていた徳洲会グループに対しては現在、国税庁や厚労省の調査が進行中だ。日本最大級の医療・福祉グループの存亡はそのまま全国各地の地域医療に影響するだけに、目を離せない。(石塚健司/SANKEI EXPRESS

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