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【遠隔操作ウイルス事件】片山被告「遠隔操作 自分が犯人」 (1/5ページ)

2014.5.21 09:45

佐藤博史弁護士の事務所を出る片山祐輔被告(中央)=2014年5月20日午前、東京都港区(栗橋隆悦撮影)

佐藤博史弁護士の事務所を出る片山祐輔被告(中央)=2014年5月20日午前、東京都港区(栗橋隆悦撮影)【拡大】

  • 遠隔操作ウイルス事件の経過表=2012年7月1日~2014年5月19日

 4人が誤認逮捕された遠隔操作ウイルス事件で、無罪を主張していたIT関連会社元社員の片山祐輔被告(32)=威力業務妨害罪などで起訴=が弁護団に「自分が一連の事件の犯人だ」と認めたことが5月20日、分かった。東京地検は20日、東京地裁が保釈取り消しを決定したのを受け、片山被告を東京拘置所に再収監。弁護団は22日の公判で無罪主張を取り下げることを明らかにした。

 主任弁護人の佐藤博史弁護士によると、片山被告は19日午前10時20分ごろから音信不通だったが、19日午後9時半ごろに佐藤弁護士に連絡があり、「全部自分がやりました」と一連の事件への関与を認めた。(5月)16日に「真犯人」を名乗るメールを報道機関などに送ったことも打ち明けた。

 片山被告は、母親が口癖のように「早く平穏な生活が送りたい」と言うのを聞き、「一日も早く裁判を終わらせたい」と考え、自作自演のメールを送ったと説明。19日夜に何度か自殺を図ったといい、「死のうと思ったが死にきれなかった」と語ったという。

「言い逃れできない」一転全面自供

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