(5月)16日のメールには、過去の犯行声明メールなどに使われたアカウントに最近、ログインしたことが書き込まれていた。片山被告は「アカウントのパスワードは真犯人しか知らない。警察に分かれば、すべての遠隔操作も認めざるを得ないと思った」としている。
一連の事件の動機については「出来心でやったら、簡単にできてしまった」と話しているという。
≪「言い逃れできない」一転全面自供≫
「自分は平気でウソをつける」。片山祐輔被告の収監を受け、主任弁護人の佐藤博史弁護士は5月20日、記者会見し、所在不明となっていた片山被告とのやり取りを語った。「言い逃れできない」とこれまでの頑強な否認から一転、〝全面自供〟した片山被告。無実を信じて捜査批判を繰り返した佐藤弁護士は「完全にだまされたということになる」と複雑な心境をのぞかせた。