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過去のどの役とも違う声で演じたい 舞台「ファントム」 城田優さんインタビュー (1/4ページ)

2014.9.16 14:00

撮影でファントム(エリック)の気配を漂わせた城田優(しろた・ゆう)さん。「役柄の心になりきって歌うと、全く(自分と)違うようになる」と語った=2014年6月17日、東京都港区(山田俊介撮影)

撮影でファントム(エリック)の気配を漂わせた城田優(しろた・ゆう)さん。「役柄の心になりきって歌うと、全く(自分と)違うようになる」と語った=2014年6月17日、東京都港区(山田俊介撮影)【拡大】

 俳優の城田優(28)が13日から赤坂ACTシアター(東京)で上演されるミュージカル「ファントム 『オペラ座の怪人』の真実」(アーサー・コピット脚本、モーリー・イェストン作詞作曲、ダニエル・カトナー演出)で、仮面の奥に甘いマスクを封印し、異形の顔を持つ主人公ファントム(エリック)役に挑む。その容貌(ようぼう)により幽霊(ファントム)のようにして生きざるを得なかった主人公が、人間らしさを取り戻していく過程を「何より感情を大事にして演じたい」と話す。

 怪人へ独自の解釈

 仏作家、ガストン・ルルー(1868~1927年)のベストセラー小説「オペラ座の怪人」が原作。同じ原作のミュージカルに、劇団四季公演で有名なアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲版や、その元祖とされるケン・ヒル版の「オペラ座の怪人」があるが、より深く主人公の人間性や内面の葛藤を掘り下げてみせるのが「ファントム」版の見どころだ。

オペラ座という大きなおもちゃ箱

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