ナイロンニットとボンディングジャージーを組み合わせたケーブル網のドレス(3万円)。エンジニアブーツを合わせスポーティーに。ホワイトとライトグレーは今年のテーマカラーの一つ。※価格はすべて税別です=2014年9月4日、東京都港区(寺河内美奈撮影)【拡大】
ディレクターの髙山泰子さんはかつて婦人服ブランド「シンクロ クロッシングズ」を手がけていた。プレインピープルを立ち上げたのは、2007~08年にかけて中国で起きた毒物混入の餃子事件など食の安全が揺らぐ事件がきっかけ。「ファッションだけではなくトータルのライフスタイルを提案したいと考えた」と髙山さんは話す。
アートなど情報発信
さらに不定期で若手アーティストの作品を紹介したり、各種ワークショップを開くなど、情報発信拠点として青山の店を活用。陶芸家の岡崎裕子さんの個展を開いた際には、行列ができたほどのにぎわいをみせた。
一方、福岡県うきは市で生産されている有機紅茶など、地方に埋もれた良品も紹介。食の安全を確保するため食料自給率を上げたい、との思いがあり「自分たちなりの社会貢献をしたい」(髙山さん)という。
楽に着こなす「北欧」
そんなプレインピープルの今年の秋冬のテーマは「北欧」。北欧の森を散歩できるよう、体を締め付けずリラックスして着られる衣料がそろった。