日本(にっぽん)維新の会と結(ゆ)いの党の合流による新党「維新の党」が21日、東京都内のホテルで結党大会を開いた。所属国会議員は53人(衆院42人、参院11人)で、民主党に続く野党第二党となる。野党再編の軸を目指し、民主党などに連携を呼び掛ける。
代表には旧維新の橋下(はしもと)徹代表(45)=大阪市長=と結いの江田憲司代表(58)が就任した。結党から1年間は共同代表制をとる。結党大会で橋下氏は「改革勢力の結集に向け本気のメンバーを集める。安倍晋三政権の対抗軸をしっかり示す」と訴え、江田氏は「政策の一致を前提として(野党を)どんどん糾合していかなければ安倍政権に対抗できない」と意気込みを述べた。
幹事長には松井一郎大阪府知事(50)、総務会長に片山虎之助参院議員(79)、政調会長に柿沢未途(みと)衆院議員(43)がそれぞれ就任した。党本部の代表の1人と幹事長を非国会議員が務める旧維新の体制を踏襲した。党本部は東京と大阪に置くが、主たる党本部は大阪とする。みんなの党に離党届を出していた大熊利昭衆院議員(51)の入党が21日、認められた。