100曲もの候補曲を用意して生み出されたというデビュー作は、これまでの困難を一つずつ打破してきた経験が凝縮されたような展開で進む、勢いのある曲だ。ドラムの高村佳秀は「昔と変わらずメジャーでも一歩一歩確実に歩んでいきたいです」と語る。それが最終的に彼らだけを待つ人で埋め尽くされる大会場のライブにつながっていくと思う。(音楽評論家 藤田琢己/SANKEI EXPRESS)
■ブルー・エンカウント 熊本発、都内在住4人組エモーショナルギターロックバンド。2013年1月、渋谷O-CRESTでのワンマンライブをソールドアウトさせ、この年の夏にはサマーソニックにも出演した。今年9月10日、EP「TIMELESS ROOKIE」でメジャーデビュー。
■ふじた・たくみ 1976年、東京都生まれ。ラジオ、テレビの音楽番組を中心に活動する傍ら、年間150本ほどライブに通う。現場主義の視点で音楽を紹介し続けている。