能を大成した世阿弥(1363~1443年)に魅せられ、日本の能の舞台でパリ・オペラ座のエトワールを上演させたこともある。「役者の人生は単発の作品の中だけで終わってしまうものではない。ずっと役者の道は続いているんだ。準備と受容の繰り返しで役者の人生は形作られていく。年齢とともに進化していくものなのです」。世阿弥から学んだエッセンスだそうだ。六四分けのベルジェ、天然パーマのギョーム、貫禄たっぷりの金髪ママ…。どうしても彼が醸し出す女性性と外見の進化ばかりに目を奪われがちではあるが、内面の進化も相当なものなのだろう。9月27日から東京・新宿武蔵野館などで全国順次公開。(高橋天地(たかくに)、写真も/SANKEI EXPRESS)
■Guillaume Gallienne 1972年2月8日、パリ生まれ。実業家の父とロシア系グルジア人で貴族の血を引く母を持つ。19歳のとき、演劇学校へ。その後、コンセルヴァトワールに入り、98年に卒業。2005年からコメディ・フランセーズの正規団員として舞台へ。08年、「不機嫌なママにメルシィ!」を舞台劇に仕立て自作自演。10年、モリエール賞を手にした。
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