≪消費支出4.7% 増税後5カ月連続マイナス≫
総務省が30日発表した8月の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は28万2124円で、物価変動を除いた実質で前年同月比4.7%減となった。消費税率が8%に引き上げられた4月以降、5カ月連続のマイナス。減少幅は7月(5.9%減)からやや縮小したものの依然大きく、消費回復の遅れが鮮明になった。
増税で節約志向が出ていることに加え、8月は西日本中心に記録的な大雨になるなど天候不順が続き、消費者が外出を控えた影響も出た。
8月は完全失業率が低下し、雇用は改善傾向にある一方、鉱工業生産指数は2カ月ぶりに悪化し、企業の生産や設備投資は伸び悩んでいる。景気の先行きは予断を許さない状況で、安倍政権による消費税率10%への再引き上げ判断は一段と難しくなってきた。