式場の拝殿で、典子さまは祖母の三笠宮妃百合子さまから借り受けた「小袿」「長袴」にお召し替えに。拝殿には御簾(みす)が下ろされ、久子さまや姉の承子さま、妹の絢子さま、千家さんの父、尊祐(たかまさ)さん(71)、母、礼子(あやこ)さん(64)ら親族のみが立ち会われた。
出雲神楽のみやびな音色とともに、通常の神社の2拍手ではなく出雲大社独特のしきたりで、4回拍手する音が響いた。
式を終えた直後、典子さまは「おすべらかし」の髪型に結ったまま報道陣の質問に答え、「ほっとしております」とほほ笑まれた。千家さんは感極まった表情で、「二人力を合わせて素晴らしき家庭をつくっていきたい」と語った。
ご家族への思いを問われた典子さまは「今までと変わりなく、大変に愛情を注いでいただいておりますし、わたくしも愛情を注いでおります」と話し、皇室を離れ、東京と出雲に離れても、家族の絆に変わりがないことを強調された。
午後1時25分ごろ、代理の宮内庁職員らが役所に婚姻届を提出し、晴れて夫婦となったお二人。早速、出雲大社内の神楽殿で行われた「吉兆行事」に招かれた。氏子らが高さ10メートルを超えるのぼりを立て、千家さんが卒園した大社幼稚園の園児らが祝福の言葉をかけるなどして歓迎した。