00年代に経営危機に直面した世界6位のフォードも、厳しいリストラで自力再建を果たし、新興国中心に販売拡大を狙う。20年までに13年比で約5割増の年約940万台を売る計画だ。
だが、13年のグループ世界販売が約998万台に達するトヨタ自動車や、2位のドイツのフォルクスワーゲン(VW、約973万台)は1000万台超えを視野に入れ、FCA、フォードにとって世界トップの背中は遠い。
リコール響くGM
一方、世界3位のGMは10年に再上場し、政府支援も昨年終えて自立路線に回帰した。しかし、今年2月に乗用車の欠陥放置問題が発覚。14年に公表したリコール(無料の回収・修理)は3000万台超と、年間販売台数の3倍強に達した。
GMの14年4~6月期最終利益はリコール関連費用の計上が響いて前年同期比84%減と大きく落ち込んだ。採算悪化が続けば「研究開発費にも影響し、トヨタやフォードなどに後れを取る環境対応車の開発で一層の差がつきかねない」(アナリスト)との指摘も出る。(共同/SANKEI EXPRESS)